胡蝶蘭の季節の育て方

春になると一斉に植物が目を出し、夏には緑が茂り、秋には紅葉をするように、植物は四季にあわせて変化をします。胡蝶蘭も季節にあわせて変化をしており、季節にあった栽培方法があります。人間も夏には水分補給に気をつけたり、薄着をしたり、冬には暖房を使うなど季節にあわせた生活をすることで健康を維持できることと同じように、胡蝶蘭も季節にあわせて栽培をすることで元気に育ってくれます。
では、春夏秋冬どのように栽培をすればよいのでしょうか。

●春の育て方
暖かい日が増えてきますが、朝夜と日中の気温差があり、夜間は冷え込みます。また、温かくなってきたとはいえまだまだ寒い日も続きます。
胡蝶蘭は窓辺のレース越しの日差しが当たる場所に置きます。直射日光は葉焼けの原因となるのでレース越しの日を当ててください。
胡蝶蘭の原産地は暖かい地方なので寒さに弱い性質があります。夜間は冷え込むので、冷気が伝わりやすい窓辺での管理は避けて、室内の温かい場所に移動をさせます。ダンボールで覆っておくとさらに安心できます。
水やりは基本的にはバーク材やミズゴケが乾いたら与えるのですが、春は10日に1回程度が目安です。
胡蝶蘭は15℃以上の温度を保てれば株が成長をします。18℃以上が理想です。15℃以上であれば成長をするために水分を必要とするので水やりを行いますが、15℃以上を保てない場合は成長が緩やかになり多くの水を必要としないので、水やりの間隔を長くとります。
与える水の量はコップ1杯程度です。冷たい水は根にダメージを与えるのでぬるま湯を与えます。夜間は冷えこむので夜間の水やりは避けてください。
肥料は与えません。
4月頃は植え替えの季節です。鉢から胡蝶蘭を取り出し、傷んでいるねを取り除き、植え替えを行います。バーク材やミズゴケは新しいものに取り換えてください。

●梅雨の育て方
レース越しの日の当たり場所に置きます。雨が多い季節ですが、屋外に出しっぱなしで雨に当てないようにしましょう。湿度を高い場所を好みますが、蒸れすぎると病気の原因になります。晴れた日には日差しが強すぎるので、直射日光に当たらないようにしてください。
胡蝶蘭にとっては生育しやすい温度なので温度管理を気にする必要はありません。クーラーを使用する場合は、直接クーラーの風が当たらないようにします。
水やりは鉢の状態を確認し、乾いているようならコップ1杯程度を与えます。成長をする時期なので水が必要なのですが、水を与え過ぎると根腐れを起こすので与え過ぎには注意をしてください。
この時期から肥料を与えます。胡蝶蘭用の液肥を指定の倍数に薄めて週に1回程度与えます。
植え替えをまだ行ってい場合は6月までには終わらせるようにします。暑い時期に植え替えを行うと植物のダメージとなるので、早めに植え替えを終えておきましょう。

●真夏の育て方
夏には屋外で栽培をします。強い日差しは葉焼けの原因となり、胡蝶蘭は強すぎる日差しを嫌うので、遮光率50~70%のネットの下で管理をします。太陽の位置が移動をしても胡蝶蘭に直射日光が当たらないようにネットの位置に注意をしてください。
ベランダで管理する場合、床の温度が上昇をするので注意が必要です。床の熱が鉢に伝わり、鉢内の温度が高くなって根がダメージを受けます。対策として、鉢の下にすのこを敷いたり、棚の上で管理をします。エアコンの室外機の風が直接当たらないようにも気をつけます。
屋外で育てる場合は湿度を気にする必要はありません。
室内で栽培をする場合も50~70%の遮光率が必要です。レースのカーテンを2枚重ねたくらいが遮光率50~70%になります。
室内はエアコンを使用すると湿度が低下をします。乾燥をする場合は霧吹きで葉水を与えます。
水はたっぷりと与えます。鉢が乾いたら鉢の底から水があふれるほどたっぷりと与えてください。
夏にも液肥を与えます。週に1回ほどが目安です。

●秋の育て方
9月頃までは屋外で栽培をします。気温が18℃以下になるようなら室内で管理をしましょう。レースのカーテン越しの日を当てます。寒い日も増えてくるので室温が15℃以下にならないように気をつけてください。
水やりは夏に比べて控えめにしますが、鉢が乾いたら水やりを行います。乾く前に水やりを行うと根腐れを起こす心配があるので水やりの間隔に気をつけてください。
肥料を与えるのは9月頃までです。液肥を指定の倍数に薄めて週に1回程度与えます。

胡蝶蘭
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●冬の育て方
レースのカーテン越しの日が当たる場所で日中は日差しに当てます。昼間に日差しに当てることで元気に育ちます。
日中は日差しが当たっていれば窓辺でもそれほど室温は下がらないのですが、夜間は冷え込むので室内の中央付近の寒くない場所に移動をさせます。室温が10℃以下にならないように気をつけてください。寒さが厳しいようならダンボールをかぶせておきます。
水やりは控えめにします。鉢が乾いて2~3日ほどしてから与えましょう。控えめとは与える頻度を少なくすることで、水を与えるときには鉢底なら水がでるくらいたっぷりと与えます。夜間に与えると鉢内が冷たくなってしまうので昼間に与えてください。
冬には肥料を与えません。
冬は空気が乾燥をするので湿度の管理に気を配りましょう。加湿器を使用したり、霧吹きで葉水を与えます。

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